令和2年東商連売り出しイベント報告①
令和2年、世界中に新型コロナウイルスが猛威を振るい、各国でロックダウンされはじめ、日本でも東京オリンピックの延期が決定した3月、東商連大売り出しが敢行されました。
売り出しは八鶴湖の桜まつりと連携して、まち中に来訪者を誘導しようという目論見で1月から計画しておりました。ところが新型コロナウイルスの蔓延懸念から桜まつりが中止となって、一時実施を躊躇するところでした。
しかし、学校休校やイベント自粛から、組合の飲食店や小売店を中心にともすると意気消沈してしまうムードが予想できたため、感染防止の工夫を最大限にしながらも、売り出しを決行することにしたのでした。

当初予定との変更点は次の通り。抽選会と伴って開催するつもりであったウオークラリーは桜まつりの中止によって、1日開催にする必要がなくなったため、売り出し期間(13日~28日)に加盟店をめぐって貰うようにして(店内での接触を避けて店頭ウインドウ等に掲出したキーワードを集めてもらうルールに変更)、人が密集することがないような設えにしました。また、予定していていたシャッターアートは中止としました。
大売出しの抽選会に関しては、ガラポン抽選をやめて、3台のタブレットで効率よく実施することで極力行列を作らない工夫をしました。ほかにも1mごとにテープを貼って抽選に来たお客様にも密集しすぎないように意識づけをしたり、薬局の会員の提供によるアルコールティッシュやスプレーを頻繁に使用するなどして消毒に努めました。
結果、54の組合店舗に対し33店舗から補助券回収がありました。これは、当組合で過去開催した抽選会で最も多い参加率となりました。また、抽選自体も前回同様1000回以上の抽選回数があり、期間中、各店工夫を凝らした売り出し企画と合わせて東商連を多くの方々にご利用頂けたと実感しております。

私たちはそれぞれの専門性の中で商いとしてより良いモノやサービスを提供するだけではなく、厳しい環境下でも地域経済を担う者として、個々の力を合わせて、地域の生活者が世代を越えてふれあい、まちに元気をもたらす商店街であり続けたいと考えております。これからも変わらぬご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げて事業報告といたします。